Sunday, December 30, 2007

出会い

またいつものように長い間更新をしていませんでした。いつもブログの始まりが謝罪なので、ブログを見てくださってる皆さんも、もうそろそろ更新をしない自分に慣れてきてますよね。

さあ、開き直って。

今年ももう残すところあと2日ですね。今年も本当に色々なことがありました。

何よりも、「出会い」の多かった一年だったと思います。出会いは新しいところに行ったり、新しいことをしだすと、常にどこにでもあるものですが、その出会いというのは必ずしもすべてが心の奥底に入りこんでいくものではありません。ですが、今年の出会いは特に心に残るものばかりで、その人と交わした会話や、ときにはその人の人柄まで鮮明に覚えています。そんな人の出会いで、今年は自分をもっと人間らしく、そして成長するきっかけを与えてくれました。
その中から11月の日本での出会いをちょっと取り上げますね。

身内ごとですが、今年の11月に家の兄が結婚しました。我が家初の結婚式準備で、両親・兄はそうとうアワアワ・カリカリしていたんじゃないでしょうかね。(こういう時に、アメリカに住んでて良かったなあって思うのは、親不孝ものだからですかね。)そんな両親・兄が結構色々なことで神経を使った甲斐があり、身内の俺が言うのもなんですがその結婚式は素敵なものになっていました。何よりも、兄の奥さんになる方(っていうか俺の姉さんって言うんですよね)、凄い綺麗な人なんです。ドレスで登場したときなんか、俺興奮。「兄さんも、結構やるなあ」って思いましたね。
話は本題に。。。
そこで出会った兄の会社の社長。この方の人柄というか、存在感には本当に驚きました。社長と言うと、友達なんかの話を聞いてて自分の中ではステレオタイプが出来上がっているのですが、この方は見事にその型を破ってくださりました。今の世の中、会社の話で人からいい話を聞くことってあんまり無いのですが、この方は会社を愛し、仕事を生きがいとし、自分の立場に責任を感じながら、部下とはきちんとした人間関係を築きあげていっており、家の兄は本当に幸せ者だなと、そして安心感すら覚えました。こんな社長がいる会社に兄がいることに、ちょっと誇りさえ感じた時でしたね。(って、言いすぎでした。)
そして結婚式の2次会では、普段会うことのない兄と姉さん(って呼ぶの、まだ慣れないです)の友達と飲みました。これがまた楽しいかったぁ。久しぶりに会った俺の弟も参加し、姉さんの友達とは何だか気があって、3次会でかなりワイワイ騒ぎました。一年に一回だけ、僕は凄い飲むんですが(量、半端でないです)、それがその時でしたね。一年分飲みました。

そしてアメリカに帰る前々日には、地元で秋田県吹奏楽連盟の役員の方々、県内の吹奏楽部顧問の先生方の集まりがあり、そこでとある方(フルートのMさんとでもしておきますか。)と指揮のS先生お力で、その集まりで演奏させていただくことになったんです。
とにかくマリンバという楽器は知名度も低ですし、実際に演奏を聞かないと分かってもらえない楽器なんです。そんな訳で、このフルートのMさんのお力・行動力というのには、この上なく感謝しております。ありがとうございます。
という訳で、僕の名前は新聞やテレビで観ましたというような先生が初めて生で僕の演奏を見てくださることになり、その演奏のための準備は素晴らしいといえるほど出来ませんでしたが、一生懸命演奏しました。結構無我夢中で演奏しましたね。だって、考えてみたら会場の全員が音楽家なんですもん。何かオーディション会場にいるような気さえもしました。
その演奏後の反響には、これまた涙もの。。。音楽やってて良かったなあって思えるようなコメントを、吹奏楽コンクールの全国大会常連校の先生からいただいたり、共演のお話をいただいたりと、一気に疲れきっていた心のエネルギーは、満たされた気がしました。

まだまだ書きたいものがたくさんあったのですが、全部書いたらこのブログのページが全部埋まってしまいそうなのでこの辺で11月のは終わりにしますね。

それで年末の極め付けがあるんです。

話はさかのぼること、2006年の6月に日本行きの飛行機で出会った叔母様の話。あの叔母様に、「東京での演奏会があったら、お知らせくださいね」ということで、今年の9月にあった東京でのコンサートのお知らせを出したんです。そしたらその演奏会に、演奏会のチケットの何倍はするだろうチョーでかいゴディバの贈り物を持って来ていただいたんです。僕の演奏後にすぐに帰ってしまったということで、次の日に演奏会の感想を電話で頂き、まずそこでウルウル。そのウルウルを、お礼を兼ねてアメリカから手紙でお伝えしなければと思っていたのに、忙しさにかまけて早一ヶ月ちょいが過ぎた昨日、また年末のご挨拶のお手紙ということでその方から葉書が届いていたんです。あの手紙をいただいた瞬間は嬉しくてしょうがなかったんですが、2,3分して冷静になって考えて、今度は自分の筆不精振りに頭にきましたね。しかもかなり。。。頭に来すぎて、しょげちゃいました。山から谷に落ちる感じですね。
その手紙を読んで、これまたウルウルし、心にエネルギーが注がれました。今度こそ、手紙書きます。

来年の抱負は、「筆まめになる」です。って、筆不精を何年もやっている俺が何言っているんだろう、って思う人、このブログを読んでくださっている人の中にいるはず。。。テストで0点の人が、次は100点取るって言ってるのと同じですもん。

しかも、「筆まめ」を漢字で書くと「筆忠実」。漢字で書くと何か重い言葉だなあ。。。

とにかく、頑張りまーーーす。

それでは、良い新年をお迎えくださいませ。そして来年も布谷史人の応援、今後もよろしくお願いします。

Saturday, October 20, 2007

テレビ(自分の宣伝?)

やっぱり俺です。更新を3週間ほど怠ってました。すみません。
無事にボストンに戻ってきて早3週間(っていうか、時の経つのは本当に早い。。。)、ようやく日本の忙しさが疲れとなって出てきてます。ありがたいことになんだかんだ色々と立て込んでたのですが、今週末はようやくゆっくり出来そうです。ボストン近郊は紅葉もいよいよ山場なので、天気もいいことだし、出かけようかなー。

9月23日に秋田県大館市の地元でしたコンサートの関係で、今回は3つのテレビに出演することになってました。そのうちの一つは、コンサート前にABS放送の生番組に出演させていただくもので、9月18日に無事に終わりました。(事後報告してどうするっていう話ですよね。)

そして、その他の2つはこれから放送、もしくは放送中なんです。

まずはAKT秋田テレビさんですが、10月22日(月)の21時54分から22時00分まで「探せ秋田の元気人」というコーナーで放送されます。自分で編曲した「赤とんぼ」を、収録の際に全部演奏したのですがどんな風に編集されているか、どんな風に自分の話していたことが編集されて放送のVTRが作られてるのかとか興味津々で、俺も楽しみです。
番組の内容等は、下記のリンクでもお調べいただけます。
http://www.akt.co.jp/tv/genki/index.html
(このサイトに載っている自分の写真、演奏会前だったのでちょっとこけてて、散髪後だったので髪がちょっと薄めに写ってますが、今は大丈夫です。。。)

そして次は大館ケーブルテレビさん。大館に開局したケーブルテレビさんということもあり、今回の演奏会では多大なご協力を頂き、さらには演奏会を元にして、1時間20分ほどの番組まで作っていただきました。今回のコンサートで初演した、マリンバ協奏曲2曲も放送されているとのことでした。素晴らしい番組だと好評でしたので、大館ケーブルテレビさんとの契約をされている方はもちろん、これから持とうと考えている方は是非契約されて観て頂きたいと思います。放送は10月16日から31日まで、一日に3回放送されております。
番組案内は下記のリンクでご覧になれます。
http://www.odate.ne.jp/

11月はまた日本なので、録画したものを観るのが楽しみです。

っていうか、9月の日本滞在はやり残したことが多すぎるので、今度こそは自分のためにもっと時間を使わせてもらいます。やり残したことの代表・1.松屋に行く 2.吉野家に行く 3.松屋と吉野家を食べ比べてみる 4. 近所の温泉に頻繁に行く 5.友達に会う 6.親、親戚とも団欒する 7.ローソンに売ってるオカキを何ヶ月か分アメリカに持ってくる などです。)

何の話してるんだろう俺。そろそろ2時だからだ。。。寝ます。

Monday, September 24, 2007

コンサート

23日のコンサートにお越しくださった皆様、そして共演してくださった大館吹奏楽団、大館ウインド・アンサンブル、大館ウインドのサックス5重奏、指揮者の齋藤博生先生、本コンサートのために、マリンバ協奏曲を作曲してくださった真島俊夫先生と、広瀬勇人さん、コンサートに多大なご協力くださった大館市民文化会館を初めとする皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。皆さんのご協力の下で、何とか演奏会を成功させられました。

ちょうど稲刈りシーズンだったのと、日が良すぎたせいで、お客さんの入りを大分心配していた俺ですが、演奏会が始まってしまえばそんな心配もどっかに吹っ飛びました。久しぶりの大館公演、お客さんは本当に温かく僕を迎えてくれましたし、共演者の方のパワーもたくさん頂き、音楽やっててよかったなって思えた、至福のときでした。

大館の公演は、いつも特別な思いでさせてもらってますが、今回は舞台上でその思いがこみ上げちゃいましたね。やっぱり泣きながらの演奏は、無理でした。。。そこは、ご愛嬌ということで。

また写真等出来次第、またここにアップしますね。

でも、俺なんでかなり気長に待っててくださいね。

Thursday, September 20, 2007

いよいよ

9月23日のコンサートが迫ってきました。吹奏楽団の方々に、相当助けられながら、今日の俺がある感じです。楽団の皆さん、本当に感謝してます。
吹奏楽団との練習もいよいよ大詰めで、明日からはホールでの練習です。

明日も早いので、今日はこれくらいでご就寝です。
(というか、このアカウントにログインするだけで、1時間も費やしました。疲れちゃいました。。。)

コンサート、良かったら来てください。初演の協奏曲、凄くいい曲ですし、サックスアンサンブルとのアレンジも、サックスはいい感じです。後は俺次第ってとこですね・・・ある時間を有意義に使って、頑張りまーす。

Friday, August 24, 2007

ピアニスト

大分前になるんですが(すみません、更新してなくて)、秋田出身で、なおかつ大館出身で、しかもなおかつ僕と同じ中学校出身の、田村由紀子さんという方から僕のホームページを通してメールが来たんです。ホームページを開設してからというもの、しばらく連絡を取り合っていなかった友人からメールが来たり、以前お会いしたことも無い世界各地の方からメールが来たりと、色々な人とコミュニケーションを取れる機会が増えたんですが、今回のメールにはそんな訳でちょっと驚きました。

メールをさらに読むと、その方はポーランドに留学されたことがあり、現在は青森県の弘前市を拠点に活動しているピアニスト・・・音楽家ではないですか。僕としては、共通点があって、というかありすぎて物凄く嬉しかったんです。

ホームページがあるそうなので、皆さんも是非覗いて見てください。

www.ruheproducts.com

地元出身で音楽活動をされている方は僕にとって刺激になりますし、何より嬉しいです。これからも応援して行きたいと思いますし、皆さんも応援、宜しくお願いします。

Friday, July 06, 2007

引力


俺の気まぐれブログは、相変わらず気まぐれです。

ボストンは、雨が降って寒かったと思えば、晴れて暑くて蒸し暑かったり。日本ほどひどくは無いけど、軽く梅雨です。今日もまた暑い日になりそうだなあ。

俺の今住んでいるところは、ボストンから車で15分程はなれている住宅街のBelmontという町(村?)。大きくて高さのある建物に、何十部屋もあるようなボストンの住宅事情とはまったく違い、一家族や二家族が住めるような家々が森のようなものを挟んで建ってます。
ボストンのような都会(あれは田舎だって言う人もいるんですが。)、俺にはちょっと肌に合わなかったのか、ボストンに住んでいたころは色々なストレスからアトピー性皮膚炎に悩んでましたが、今の家に移ってからは大分それも良くなりました。やっぱり俺の肌にはボストンは合わなかったみたいです。

学校を卒業しての一番の悩みは、「マリンバの練習場所の確保」。まずそれを確保しないと喰っていけませんからねえ。色々とボストン近郊の家を見て、やっと見つけたのが今の家。家の大家さんは98歳のお婆さんで、耳もあんまり聞こえないとのこと。練習も好き勝手やってもらってもいいとのことで、大きな窓がついているお婆さんの寝室の真上にあたる2階のお部屋を借りることにしました。

その家に住んでから早1年近くが経つんですが、最近嬉しいことを発見しました。

マリンバを練習していると、家のベランダのそばに生えてある木に、必ず鳥が2,3羽飛んできて、マリンバの音に反応するように鳴くんです。晴れている日はほとんどといっていいほど必ず。マリンバの音には引力がある!

何回か、どんな鳥が鳴いているのかベランダに出てみようとしたんですが、そのベランダに出るための窓を開けるなり、鳥に逃げられ。。。それならばその鳥を窓を開けずに見てやろうと、その木の枝を窓越しに頑張って捜したら・・・赤い鳥が一羽。っていうか、鳥が赤い??(緑の中に赤で目立つから、見つけやすかったなあ。)

あんな鳥、今まで見たこと無かったなあ。スズメよりもちょっと大きめだけど、綺麗な赤色の鳥。何か縁起がいいなと思って、写真に撮ろうと窓を開けると、やっぱり逃げられる。その鳥ちゃんのおかげで、練習に対するモチベーションが上がってます。

この写真はその時に撮った、写真です。っていうか、ただの「木とご近所の家」の写真になっちゃったんですがね。
今日はちょっと心が温まる、お話でした。っと書き終わったところで、雨が降ってきた、と思ったら止んだ。。。

Saturday, June 16, 2007

6月

ボストンは、かなり蒸し暑くなったり、雨が凄く降って寒くなったりと気象の変化が激しい日々が続いています。アメリカでは梅雨が無いといわれているんですが、きっとこれは、ボストンの梅雨なんでしょうね。そういえば去年もこんな感じでした。
日本は、そろそろ梅雨入りでしょうかね。梅雨といえば、俺の地元大館は盆地のためにより湿度が凄く、持ち帰るのを忘れいたパンが、机の中でかびてたり(あの当時は?、ちょっと不潔でした。)、小学校のときに朝の会で配られた学年便りの印刷された紙(コピーで使う紙よりも紙質が悪い紙)が面白いくらいよれよれになって、鉛筆で落書きもうまく出来なくなった日々を思い出すなあ。梅雨の湿気って、とにかく凄いですよね。

梅雨の話はさておきまして、ありがたいことに、6月の前半はコンサートが3つと演奏の仕事が3つあり、「練習・編曲・練習」と久しぶりに音楽漬けの日々を送りました。「忙しい音楽家」らしい生活でしたね。
その3つのコンサートのうちの一つは、俺の現在住んでいる町の教会で行われた「子供のAIDSプログラム」のための基金集めをする、チャリティーコンサートでした。その教会の音楽監督で、コンサートを取りまとめていた方は、その方の旦那さんが作ったというチェンバロを教会に置いてあり、「そのコンサートで是非その楽器を使いたいの」ということで、コンサートはチェンバロが入った室内楽が主。俺もそんな訳でチェンバロと共演することに・・・でも後々よく考えると、チェンバロはバロック時代にピアノが発明される前に使われていたシンプルな鍵盤楽器で、音量もそんなに大きくないし、音色・強弱の変化がピアノよりも乏しい楽器。リハーサル前からとにかくマリンバとのバランス、そしてこの2つの組み合わせがどう解け合うのかが物凄く心配でした。マリンバとチェンバロいう楽器上、リサーサルをするのが2回だけだったのもその不安でしたね。
でもいざ一緒にやってみると、マリンバの素朴な感じとチェンバロの素朴な感じ、妙に合うんです。チェンバロでの音色・音量の変化のつけ方も思っていたよりも結構劇的で、バランスの作り方もそれほど難しくなく、コンサートでの演奏後はお客さんの拍手の嵐。お客さんにもそのマリンバ・チェンバロという組み合わせが奏でる、絶妙なハーモニーが響いたんでしょうね。自分も後で録音を聞いて、「これはいけるかも」と思いました。「もしいつか出世して、機会があればこの組み合わせでバロック時代の曲を演奏が入ったCDを作りたいな」なんて、そんな野望を持たせくれたコンサートでした。

ところで、この組み合わせ(マリンバとチェンバロ)で演奏した人って他にいるのかな。ちなみに俺は聞いたことがないんですが、もし誰もいないってことは俺達が初?そうだとしたら。それもなんか得した気分です。

と、ちょっと面白いことをしていた6月前半でした。みなさんも、良い6月をお過ごしください。(って、6月中にはまた更新しまーす。)

Thursday, May 17, 2007

American Idol

日記に書いていなかったけど(っていうか更新怠ってました。すみません。)、実はまた今年も、昨年のようにはまって観てました。(注:アメリカンアイドルとは一般の人が全米各地でオーディションを受けて、勝ち残った人は全米デビューを確約された歌手になるという、夢のある番組。優勝しなくても、この番組から、今有名な歌手達を多数送り出している。)今日の放送は3人から2人を絞るという、来週のファイナルに向けての大事な回。

今年の俺の注目はMelinda Doolittle。今シーズンの初めのことから、声・歌詞の発音・歌心、すべてにおいてこの人に勝るものはいなく、まさしく一位を確約されていた歌い手。ポップス歌手だが、音の立ち、発音の明確さ、音楽のまとめかた、声を使っての感情表現、曲の持つ色合いや性格の捉え方、何もかもが新鮮で、色々と勉強させてもらっていた。いつもこの人が歌い始めると、第一声から釘付け。審査員に「もう言うことは何もない」とまで言われているくらい、この人が一位をとることに審査員も俺も疑問を感じていなかった。

それが・・・

ええええ。今日の審査で終わり???

このアメリカンアイドル、12人かそれぐらいの人数に絞られてから、視聴者が電話かメールで投票するシステムになっている。その投票数がMelindaには今回少なかったということは、この人の凄さが分からない人が多数いるということ。。。非常に、非常に悲しい。

アメリカよ。どうなっているのか。。。

まあ一位を取れなかったが、この人が素晴らしいアーティストであることには変わりないし、本当にいいものというのは、順位では決められない。
クラシック業界でもよくある話だが、それにしてもコンクールというのは???ということが良く起こるものだ。

Have you been watching American Idol?

Me? Yes, I have.

I totally thought Melinda Doolittle was going to be the winner of this season at the American Idol. I think the judges felt the same.

Guess what? She was eliminated.

I am extremely disappointed about this result.

Without any doubts, she is the best singer in the competition this year. Her voice is extremely wonderful, her pronunciation is always very clear (even I can hear every word she sings), her musical ideas and expressions are always clear and appropriate. She is a pop singer, but I, a classical musician, learned so much from her.

Didn't you think she was gonna win?

Sunday, March 11, 2007

訃報

先日、山形時代からお世話になってるピアノの先生からメールが来た。しかもその内容は、山形県の音楽界では欠かすことの出来ない、とある楽器店の方の訃報。
その方とは2005年の冬に初めてお会いしたのに、僕のCDを店頭で販売することを快く引き受けて下さり、そのCDの宣伝もしてくださったり、さらに山形県に立ち寄った際にはお仕事を手配して下さったりと、その方の人の良さには、頭が上がらないくらい。。。

仕事熱心で、とにかく忙しかったというお話は以前から聞いていたが、どうか天国で安らかに眠っていらっしゃることを、遠くの地から願っています。

Sunday, March 04, 2007

もう3月!!

またまた投稿を怠っていたら、「もう3月になっているではないか」と今日気付き、焦って日記を書いてます。

日本は暖冬というニュースを見ましたが、いかがお過ごしですか?ボストンは2月の終わり頃に雪が降ったり、寒かったりで、今年一番の冬を味わいました。とは言っても、雪は積もることもなく昨日の雨でほとんど融け、もうすでに春の陽気です。
そうそう、今年の異常気象、俺にも遂に物凄い影響を与えました。それは、オレンジジュースの値段が100円近く上がったこと・・・昨日行ったスーパーマーケットのジュース売り場で、「カリフォルニアのオレンジが、氷によってダメージを受けたのが原因」と、値段を上げた理由の説明がされていました。オレンジジュースの消費が結構半端でない自分には、かなりのダメージです。

まあ暗い話???はそれくらいにして、2月はありがたいことに何かと忙しい月でした。その忙しさの要因の一つにマリンバ協奏曲の共演がありました。今日はその話を少ししますね。

俺は、オーケストラと演奏するのが好きなので、その共演が決まった昨年の暮れから物凄く楽しみにしていました。時間の関係、そして学校の都合でリハーサルは2回しかなく、少ない時間でいい音楽を創るためにと、指揮者・オーケストラ・自分が真剣に取り組みました。あまりの時間の無さにどうなるか不安でしたが、本番は気持ちよく演奏できました。曲も、マリンバ協奏曲には珍しい、お客さんも楽しめるようなものだったので、反響もよく、とてもいい思い出になりました。

マリンバは、叩けばすぐに音が鳴るし、息を使わなくても音が出る楽器。その分、楽器を通して「歌う」ことを忘れてしまいやすい楽器でもあると思います。でも、オーケストラと演奏することで、「歌う」ことはもちろん、1つの音を出すために使う息・その音の音価を「これでもか」という程考えさせられますし、そうしないとオーケストラとのアンサンブルが出来なくなります。今回のオーケストラ共演でも、「歌う」ことがどれだけ大事か、そして「音価」の大切さを身を持って勉強できた気がします。

人生も、音楽も「日々勉学」ですね。(でも、英語の日記はお休みです。)

Monday, January 29, 2007

痛い・・・

遂に2日前、ボストンはマイナス20度の日を迎えました。そういう特に寒い日って、家の窓から空を見ると気持ち良いくらいの晴天なので、これまた寒さが憎たらしいんです。マイナス10度くらいを超えると、「寒い」じゃなくて「痛い」なんですよね。この前のマイナス20度は、外を歩くと耳が凍ってくるのかとっても痛いし、それに加えて風が吹いたときには、呼吸困難ってこんな風なのかなって思うくらい、呼吸が一時的に出来なくなるんです。

でも、これが本当のボストンの冬なんですよね。今年の冬はちょっと暖かすぎて、怖かったくらいなんで少し安心です(嘘かも。。。)。

思い起こせば3年前の冬、ボストンはマイナス30度位の日が1週間くらい続いて、外出警報が出されて、学校が休みになってになった日もあったなあ。部屋のヒーターは寒すぎてきかなかったし。それを思えば、こんなの何ともないんですけどね。

そしてさらに思い出すこと6年前の冬、俺が山形大学(以下「山大」です)4年生のときの話です。(話繋げ過ぎですかね。まあ、読んでやってください。)山大は土日になると、いくら寒い日でも暖房が入らないんです。でもその4年生の冬に挑戦していたコンクールがあって、どうしても練習をしなきゃいけなく、小さな電気ストーブで手を暖めながらよく練習してました。自分の手は暖かくても、部屋が寒いのでマリンバは氷の様に冷たくて。。。
コンクールの一週間ほど前の週末も、いつもの様に頑張って練習していたんです。そしたら鍵盤から「ピキピキピキ」って、聞いたことも無いような音が、その音板を叩くたびに聞こえてくるようになったんです。これは何だろうと思って、確認のために普通に(ちょっと強かったかも。)叩いてみたら「バキッ!!」。。。低音の音板が割れたんです。相当ショックでした。でも、プラス思考で「練習しなきゃいけないから」って立ち直って練習再開。そしたらまた「バキッ!!」。今度は違う音。3枚目の音板を割った後に、さすがの俺も気付きましたね。「マリンバの音板は寒さに弱い」って。親に、謝罪の電話をしましたね。

そのコンクールでは、賞金をいただいたんですが、その賞金はすべて音板代にまわりました。

その同じ冬に、もう一つコンクールを受けたんですが、違う曲を演奏していたために力の加減を忘れ。。。このコンクールのために、今度は音板、3,4枚は割りましたね。そのコンクールの賞金も、全部音板に。さすがにこの時は、家のお母さんから労いの賞与をもらいましたが。。。

それを思うと、今おかれてある、暖房の自由にきく環境に感謝してます。みなさんも、冬は暖かく過ごしましょうね。

Monday, January 22, 2007

First Prize

ボストンは急に寒い冬を迎えました。1月のはじめは20度くらいもあって、コートなんか要らないくらいだったのに、今週のはじめあたりから急に冷え始め、今日昨日は外出したくないくらいの寒さと風。そんな起伏の激しい天気に、少し世の中の危険を感じるのは俺だけでしょうか。ニュースによると、アメリカのカリフォルニア州や、テキサス州では寒波で大変な被害が出てるとか。人間が自然界にしてきた様々な汚染のしっぺ返しを喰らっているかのよう。。。
冬といえば、風邪の季節。風邪にはうがいと手洗いが効くって言いますが、皆さんしてます?俺は3年前に、ものすごい風邪をひいてからは、帰宅したら毎日うがいと手洗いしてます。そんな俺は3年間、風邪らしい風邪をひいてませんよ。って、何か保健室便りみたいになってしまいましたが、風邪ひかないよう気をつけてくださいね。

本題です。先日、ニューヨークの方にJoyce Dutka Arts Foundation Music Competitionのファイナルラウンドで行ってきました。そのコンクールは、ピアノ、ヴァイオリン、フルートや室内楽の様々な楽器が競う、というものでしたが、なんとありがたいことに一位を受賞することが出来ました。実は、ファイナルは1月10日、1月17日に行われたので、受賞も電話で知らされました。詳しい結果がどんななのか、どのくらいの申込者がいたのか実はよく分かってないのですが、コンクール事務所か詳しい情報を聞きましたら、またこのブログに書き込みたいと思います。

新年を、こんな形で幕開けで来て嬉しいです。今年も、宜しくお願いします。

It was very warm beginning of January that I did not need jecket to go outside, but now, it suddenly got so cold that I can not go out without tights. I have also heard that California and Texas are having some damage from this cold weather. (I hope orange juice price won't go higher...) I feel this world is getting problem.

Anyway, today I have an announcement to make. I went to a competition called "Joyce Dutka Arts Foundation Music Competition" held in New York, and I was the first prize winners. The final rounds were held on January 10 and 17, so the result was told on the phone. I do not know the detail of the competition and the result, but when I hear more, I will post it here.

I am happy to start my new year with this award!

Sunday, January 07, 2007

Together (北京のバイオリン)

新年明けましておめでとうございます。日本にいる皆さんはきっと、紅白の後に初詣に行って、元旦はお餅やおせちをたくさん食べて、初売りで福袋を買って、開けてみたら「あれ??残念(それは、昔の俺)」みたいな・・・そんな正月を過ごされたんでしょうかね。皆さんにとって体も心も健康で、充実した良い年になりますよう、ここでお祈りしてみます。「。。。。(お祈り中)」

僕の正月は、ここで話すほど面白いことはしませんでしたが、大晦日に結婚式で演奏する仕事が遅くまであり、それが終わってから新年にあがる花火をかろうじて近所で見て(うちは少し丘になってて、ボストンが見えるんです。「自慢」)、元旦は友達とご飯喰いに行って、2日からは普通に練習開始でした。(結局、ここで話してますよね。。。)アメリカって、大抵2日から仕事始めなんですよね。なんで、俺もアメリカン式で新年を迎えてみました。

ではいきなりですが、題名の「北京のバイオリン」について、話しますね。

今日この映画観たんですが、久しぶりに感動したっていうか、いい気持ちにさせられました。この映画、日本で知ってる人っているのかどうか分かりませんが、もしお近くのレンタルビデオ屋にあったら是非借りて観て欲しいです。
ストーリーは神童と呼ばれる13歳のヴァイオリン奏者の男の子と、その子を有名にさせたいという情熱のあるお父さんの話。クラシック音楽の世界を、うまい具合に表現していると思います。役者の演技も凄くいいです。

でも、この映画に感動したのって、俺が今音楽やってるからなのかなあ、って心配になってきました。まあ、機会があったら観てください。

今日は話が散漫しておりますが、もう一つ。今日のボストンは日中21度近くでした。気味が悪い年始ですが、どうか良い年になりますよう。。。

Happy New Year!! How was your new year? Did you go out to see fire works? I hope you had wonderful holidays.
I had a gig in the new year eve until late, but I was able to see fire works from my neighborhood (it is on a little higher attitude than Boston, so I can see a view of Boston from here). I ate nice foods, too.

Anyway, now I talk about the title of this diary.

Today, I watched the movie called "Together." It is a chinese movie talking about a violin prodigy and his father. I was very moved by this movie. Maybe because I am in this classical music world, but I think it is a nice movie. The actors played well, and it has a nice story. If you are looking for a DVD movie to watch, I would recommend this one!

My story is getting everywhere, but it was nearly 70 degree today. I hope something bad won't happen to this world. I like warm weather, but having this weather in January does not seem right and makes me scared...
Anyway, I hope this year will be a good year for everybody.