Monday, December 22, 2008

Student Concerts


どうも、またまたご無沙汰しておりました。ボストンはここ3日間の雪で、大変なことになっていました。雪国出身の僕はこういう雪にも一切めげず、夏タイヤで楽器を運んだり、買い物であちこち行ったりし、ここぞとばかりに自分の運転スキルを披露してました。(実は一度だけ、曲がり角を曲がりきれず、雪に少々突っ込みましたが。。。)

昨日、というかもう一昨日になりますが、僕の今教えている、もしくは教えていた生徒によるマリンバの発表会を開きました。個人でマリンバを教えるようになってから2,3年経つのですが、実は生徒の発表会をしたのが今回が初めてだったんです。しかも、自分の日程と生徒の日程がうまく噛みあわなく、コンサートの期日を決めたのも一ヶ月少々前と急で、本当にわずかな時間での準備でした。それにも関わらず、発表会に参加してくれた生徒達は、この日を目標に与えられていた曲を見事に仕上げ、コンサート当日では素晴らしい演奏を披露してくれました。この生徒の頑張りには驚きましたし、何より感謝してます。

生徒一人ひとりの演奏を発表会という形で見るのがはじめてだったので、演奏を見ながら一人ひとりの特徴、素晴らしいところ、これからの課題を改めて認識できた、僕にとっては大変いい機会で勉強になりました。生徒のご両親・友人や、生徒自身にとっても色々なスタイルの演奏が見れたことはプラスになったと思うし、コンサート後のみんなの嬉しそうな様子を見ながら、強行突破で生徒や親には大変な思いをさせたと思うけど「終わりよければすべてよし」で、僕の強引な演奏会開催は成功だったのかなと、胸をなでおろしてます。

生徒を持つようになって、長い間その生徒と一緒に勉強していき、その生徒が長い時間をかけて作り上げた音楽を今回のコンサートで演奏してくれたとき、何かくすぐったい感覚と嬉しさ、そして子供の巣立ちを見てるような感覚が混ざって、心地いい気持ちの複雑さでした。その演奏には、僕が若かりし頃に抱いていた音楽に対しての「夢」がふんだんに含まれていたし、エネルギーを沢山もらいました。

僕の師匠が「生徒を持つことで生徒とともに人間的に成長していくし、それに伴って自分の音楽も成長していく」と言っていたことの意味が、少し分かってきた気がします。

来年のコンサートも、今から非常に楽しみです。日本語の読めない生徒がほとんどですが、この場を借りて「お疲れ様でした!!」